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2016年03月08日

在茫茫人海看過往


喜歡遠行,喜歡春天,喜歡雲彩的自由浪漫,藏著無盡的想像,牽動那顆躁動的心靈。從小到大,自認為夢想總在遠方,因此,清晨而出,不告訴春風,不告訴秋月,獨自行走。輕輕而去,不再想念那些枯燥的曲子,忘記那些流言蜚語。靜靜地傾聽大自然的聲音,有鳥鳴,有風聲,有溪水輕輕唱。坐在溪水邊,什麼也不想,什麼也不考慮。輕輕撫摸水流過的感覺,涼涼爽爽,讓人舒心。


日夜努力,用盡全部精神,翻遍手邊詩書,只為那曾經的夢想。但卻更加迷茫,因為越來越不懂自己,不懂世界,不懂生活的美。偶爾家人的一個電話,幾句閒聊,淺淺的家常,點點問候,竟是如此舒心。刹那間,峰迴路轉,不再迷茫。認清世界,找回自我,有了遙遠的夢想。從頭而起,查缺補漏,在滄海中尋知識,。

人的一生有太多的不可想像,一片雲彩,一個擦肩,一段情緣,無論選擇那條路徑行走,都會有想不到的收穫。何愁前路無知己,天下無人不識君。流年歲月,追夢不遠;青春短暫,為夢遠航。那請讓我不問旅程,不問你我,不談過往,只需仰望星空,踏實而過,靜靜而醉。鳥欲高飛,思念的是曾經的土地。兒行千裏,牽掛的是心愛的母親。 有一種情感,千年不變;有一種離愁,罄竹難書。鄉愁,牽動著那顆漂泊的心;鄉愁,踏遍天涯最後的歸屬。

時光就如一把鋒利而絕情的剪刀,不知不覺間,剪斷了青春的年華,詩意的歲月。其次,也可以剪短那些結癡而不願提起的記憶,從而釋放出禁錮已久的思想。而此時,那些被歲月風乾的往事開始變得潮濕和清晰,春天來到,在絢爛的陽光下,踏上離別多年的故土,再流一滴鄉思的淚,至此感覺到了故鄉賜予的溫度。

人生苦短,短短數載。有時候,笑一笑,一天就過去了;有時候,忙一忙,一輩子就不再歸來。那些走過的山,躺過的河流,在月光下,漫步的足跡,終有一天,將會消散得無影無蹤。而只有那份對故鄉的深深的牽掛,經過時間的打磨,在歲月的長河中,一生不忘,一世眷戀。

長亭外,古道邊,芳草碧連天。荷塘月色,溫柔地落在嬌滴滴的湖面上,消失一冬螢火蟲,翩翩而舞,時隱時現,唯美而夢幻,而村民剛從地裏歸來,除去身上的塵土,簡單吃飯,簡單交談,簡單回憶,簡單睡去,而月光,獨守夜空,為離家的孩子照亮回歸的路,一夜未眠,直至病倒,一個季節也沒看到。  


Posted by 吉は笑顔を引っ at 12:03Comments(0)

2016年03月04日

有時,放棄是另一種堅持


假如你沒有驚天動地的大事情可以做,那麼就做一個小人物,給一個可愛的小孩作父母,給一對老人做孝順的子女,給你的另一半一個簡單而幸福的人生。
  
  有時候突然就心情很低落,不想說話也不想動。
  
  別人問起,也不知道該怎樣回答。
  
  也許是因為突然看見的一句話,也許是看見某個鑽石能量水物體聯想到了什麼,也許是從朋友那聽來的一件小事,也許什麼都不是,很多事情不需要理由,也沒有理由。
  
  這樣的情緒有人可以理解嗎??有一些人活在記憶裏,刻骨銘心;有一些人活在身邊,卻很遙遠。
  
  當一個人靜坐,默默的感受心裏那份惆悵的時候,想念就像清風如影隨行。
  
  想一個人會多麼寂寞,念一個人會多麼心痛,想念一個人的夜會多麼寒冷。
  
  揮不去的,是嫋嫋纏繞的眷戀;斬不斷的,是縷縷交織的思念;轉不出的,是汩汩而逝的流年。
  
  我和你,一步之遙,我既無法上前一步,陪伴你左右;也無法退後一步,重新找回朋友的支點,只能靜靜地看著你,默默地祝福你。
  
  我不去想是否能夠找到更好的,既然選擇了離開,便只顧鑽石能量水尋覓前途絢麗的彩虹;我不去想,身後會不會襲來寒風冷雨,
  
  既然目標是黎明的地平線,留給你的只能是漸行漸遠的背影。
  
  很多時候,跟自己過不去的,是我們自己。
  
  旅途中,背著一個沉重的包袱的人很難有心情觀看沿途的風景,更會落後於別人的步伐。
  
  包袱沉重必將心情沉重,雙重重壓下怎能去感受到一路上的鳥語花香?又怎能讓自己自由自在?
  
  高興就又跑又跳,悲傷就又哭又喊,那是上野動物園猴子幹的事。
  
  笑在臉上,哭在心裏,說出心裏相反的言語,做出心裏相反的臉色,這就是人,看不透。
  
  我發現一個人在放棄給別人留好印象的負擔之後,原來心裏會如此踏實。
  
  一個人不必再討人歡喜,就可以像我此刻這樣,停止受累。
  
  再深的傷口總會癒合,無論它會留下多麼醜陋的疤;再疼的傷痛終會過去,無論它曾經多麼痛徹心扉;再大的劫難也一定可以度過,只要我們有勇氣堅持走下去。
  
  感情是一份沒有答案的問卷,苦苦的追尋並不能讓生活變得更圓滿。
  
  也許留下一點遺憾,懷著一份留戀,帶著一絲傷感,會讓這份答卷更雋永,也更久遠。
  
  一件事,就算再美好,一旦沒有結果,就不要再鑽石能量水糾纏,久了你會倦,會累;一個人,就算再留念,如果你抓不住,就要適時放手,久了你會神傷,會心碎。
 
  
  任何事,任何人,都會成為過去,不要跟它過不去,無論多難,我們都要學會抽身而退。
  
  所有的悲傷,總會留下一絲歡樂的線索,所有的遺憾,總會留下一處完美的角落,我在冰峰的深海,尋找希望的缺口,卻在驚醒時,瞥見絕美的陽光。
    


Posted by 吉は笑顔を引っ at 18:27Comments(0)

2016年02月20日

を見せなさい



 えらい剣幕である。男の担任教師は、文太を教室へ連れに来た。担任から話を聞いた文太はきっぱり否定した。
   「そんなことはしていません」
 翔平の父親の目を見据えて言った。父親は文太に殴りかかろうとしたが、担任が中に入り止めた。
   「何かの間違いでしょう、高倉はそんな子ではありませんよ」
   「現に息子が泣いて打ち明けている」 
 これは翔平の復讐らしいなと、文太は思った。担任は、「それでは、こうしましょう」と言った。
   「翔平君にも来て貰いましょう」
 職員室を出て行こうとする担任に、翔太の父は声を掛けた。 
   「今日は学校をやすんでいる筈だ」 
   「念の為に見て来ましょう」
 担任は職員室を出て行った。翔平の父親は、憤懣やるかたない面もちではあったが、文太の毅然とした態度に圧倒されたのか、黙って担任を待った。文太は、担任の言葉が嬉しかった。今まで、学校の先生が自分を信じてくれたことはなかったからだ。

   「翔平君は来ていませんが、クラスの子供達が来てくれました」
 翔太の父親は、担任が他の生徒を連れてきたのが腑に落ちなかった。 
   「何の為に?」
   「昨日、高倉が携帯を返したときの事を証言するためです」
 三人の生徒が頷いた。
   「高倉君が、あれだけだめだと言ったのに、何故こんなことをすると怒って翔平君に携帯を返していました」
   「高倉君は、もう君とは口を利かないとも言っていました」
 別の生徒も証言した。
   「お父さん、常日頃お金を巻き上げていた生徒が、口を利かないなんて言いますかね」
   「息子が金を出すのを断ったからだろう」
   「それでは、すぐに知れてしまう携帯電話を買わせるなんてことをするでしょうか」
   「なんでも良いから、警察を呼んでくれ、話はそれからだ」
   「高倉君の将来がかかっています」
 なんとか穏便にという担任を制して、文太が口を開いた。 
   「先生、僕は構いません。呼んで下さい」
   「しかし…」
 近くのビジネスフォンの受話器を取り、文太が110番に掛けて担任に受話器を渡した。 

 派出所の警察官が自転車で駆け付けてきた。文太は警官に財布と言われ、差し出した。中を調べていたが、財布の中にはポチ袋くらいの小さな封筒が入っているだけだった。
   「これは?」
 お巡りさんが訊いた。
   「多分、お金だと思います」
   「多分って?」
   「まだ開けたことがないからです」  


Posted by 吉は笑顔を引っ at 13:17Comments(0)

2016年01月12日

無事発見する


  

 何やら、自信がありそうに答えた。ここで奉行所のお調べに任せて、証拠なしで無罪を言い渡されては、必ずどこかの大店が犠牲になってしまうからである。
   「必ずお役に立てると思いますが、それには一つ条件がおます」
   「どんなことだ」
   「われわれ師弟の内、一人で宜しいので、盗賊が繋がれたお牢の前に四半刻ばかり居させて貰いたいのです」
   「それは叶わぬ、お牢の前に一般の者を入れることは罷り通らぬことである」
   「そうですか、では仕方が有りません、我々はここで引き揚げさせて頂きます」
 後のことは、奉行に任せて、亥之吉、三太、辰吉は戻っていった。

 それから三日後のことである。目明しが亥之吉を訪ねて福島屋へやって来た。捕らえた盗賊を拷問にかけたか、誰一人吐かなかったようだ。
   「亥之吉さん、お奉行がお牢の前に一人入れても良いと言っておられる、来てくださるか」
   「分かりました、では一番若い辰吉という、わいの倅を入れて貰いましょう」
 亥之吉は辰吉を呼び、何やら囁くと、辰吉は「うん、うん」と頷いて、目明しに付いて奉行所へ行った。

   「いえ、それはその…わいではなくて…」
   「あれだけの手柄を立てておいて、何と奥ゆかしい」
 麻で編んだ銭袋に入った銀百両を手渡された。上方で流通しているのは、金の小判ではなくて、丁銀と呼ばれる銀貨で、一両は六十匁(225g)であるとして、百両ともなれば、二十二キログラム以上の重さである。
   「うわぁ、こんなに頂戴してええのだすか?」
   「へえ、店の者、みんな亥之吉さんに感謝しとります」
   「ほんなら、遠慮のう頂戴しまして、有意義に使わして貰います」
 
 亥之吉は、受け取った銀六貫匁を三吉の鷹塾を建てるのに役立てようと言った。同じことなら、新築の建物にしてやりたいのだ。三太も辰吉も異論はなかった。

 それから更に十日後、江戸からお使者が十数人の護衛と共にやって来た。亥之吉、三太、辰吉の三人は、東町奉行所に呼び出された。
   「其方たちの働きで、盗賊が一網打尽に出来た、盗賊達が奪い盗って集めた八千両もことが出来て、幕閣のお歴々も、誰一人腹を切らずに済んだことを慶んでいると言うことだった。
   「そこで、江戸からお使者が報告に訪れて、其方たちに礼を言いたいそうである」
   「幕閣のお使者をご案内致しました」
 奉行が控える部屋の襖が静々と開かれて、二人の若いお使者が導かれて入って来た。三太がその使者を見上げて、「あっ」と、声を漏らした。
   「長坂清心さまと、清之助さまではありませんか」
 奉行が三太を咎めた。
   「今日のお二人は、お上のお使者ですぞ、三太、慎みなさい」
 だが、清心と清之助が三太の元へ走り寄った。
   「三太さん、お久しぶりです」
   「お父さまは、おかわりありませんか?」  


Posted by 吉は笑顔を引っ at 16:28Comments(0)

2016年01月08日

現はなかったこと



 主人は、灘の横綱酒造に関わるお方と、女房に話したそうであるが、今、米の値段が上がっているのは米の相場を操っている複数の相場師が居る為だ。それは米そのものを買い貯めるたり、売り惜しみをしているのではなく、「株」と呼ばれる証券の遣り取りで値を吊り上げている。これから暫くは米の値段が高騰する見込みなので、今「株」を買うと、直ぐに二倍、三倍に跳ね上がると薦められ、「試しに」と、五十両を出した。それが一ヶ月も経たぬうちに二倍に跳ね上がり、主人は百両近くを受け取った。
   「まだ、株の値段は上がるぞ」と、耳打ちされて、百両にもう百両追加して、その男に二百両を託した。一ヶ月後に四百両近くになって返って来た。
 妻の自分が必死に止めたが、主人は有頂天になり、さらに百両を足して、五百両をその男に渡してしまったが、それから一ヶ月経っても、二ヶ月経っても男から連絡は途絶え、主人は思い切って横綱酒造へ足を運んだ。
 そこで主人は唖然とさせられる事実を聞かされた。そんな男は知らないと言われたのだ。事実、横綱酒造の主人以下全ての使用人に会わせて貰ったが、主人を騙した男は居なかった。
   「それで、ご主人は悲嘆に暮れて、首を括ったのですか」
   「はい、五百両も騙し盗られたと、生前、主人は悄気返っておりました」
 悲しみが蘇ってきたのであろう、妻の目に涙が光った。
   「ちょっと待ってくださいよ、そのお話に可怪しいところがおます」連続小説「江戸の辰吉旅鴉」というのを書いていて、「ツウと言えばカア」という表現を使ったが、江戸時代に「ツウカアの仲」なんて表だろう。

   「おい辰、喉がかわいたなぁ」
   「へい兄貴、ちょっと行って来ます」
 辰、駈け出して行くと、自動販売機で缶コーヒー「金の微糖」を買ってきて兄貴に手渡す。皆まで言わずとも、今兄貴が缶コーヒー金の微糖を飲みたいと思っていることを辰は察知したのだ。

   「おい辰、さっきから若い女ばかりジロジロみてやがるなぁ」
   「別に…」
   「いいから、今から風俗へ行こうぜ」

 こんなのが、「ツーカー」の仲っていうのではないのだろうか。

 「ツーカー」の語源はなんだろうかと、検索をかけてみた。
  


Posted by 吉は笑顔を引っ at 18:40Comments(0)

2015年12月21日

にお仕置きにな



   「済んまへん、お代官に会わせて貰えまへんやろか?」
 亥之吉は腰を屈めて下手に出た。
   「何の用だ」
   「この度お縄になった勝蔵さんたち三人のことで、お耳に入れたいことがありまして」
   「お前達の名は?」
   「大坂の商人、福島屋亥之吉と、その倅、辰吉で御座います」
   「暫くここで待て」
   「へえ、待たせて頂きます」
 一人の門番が屋敷内に入って行ったが、時経ずして戻ってきた。
   「お代官は会われるそうだ、付いて来い」
   「ご足労をお掛け致します」
 お代官は、門番程も偉ぶることもなく、ただの好々爺然として亥之吉父子を迎えた。
   「儂の耳に入れたいこととは、どのようなことですかな」
   「勝蔵、作造、文吉の三人は無実です」
   「ほう、実は儂も密告があり三人を捕らえたものの、どうしたものかと考えていたところだ」
 亥之吉は、何者かに造り酒屋「横綱酒造」を乗っ取られようとしていること、その為に勝蔵、作造、彼等を助けてきた文吉を罪に陥れて亡き者にしようと企んでいることなどを、具(つぶさ)に申しのべた。
 また、大坂で起きた相模屋での千両詐取事件、大坂の酒店主を詐欺に巻き込み、金を奪い絞め殺し、自殺に見せかけて死体を天井から吊るした一件、さらに酒店から詐取した銀貨とともに、店の金を奪って隠した件など、その繋がりを説明した。
   「酒店の店主は、自殺とされていますが、自殺でない証拠があります」
 亥之吉は、天井の梁に残された、店主が首を括ったであろうとされている縄に付いた血痕の訳も話した。
   「首を締めた縄を使って、天井に吊るしたのだな」
   「左様で御座います、相模屋で奪った銀も、酒店から奪った銀も、灘郷に持ち込まず、古店舗のどこかに隠しているのに違い有りません」
   「では、勝蔵の家から見つかった銀も、文吉の家から見つかった銀も、こちらで犯人が用意したものなのか?」
   「その通りだと考えます」
   「わかった、では大坂の奉行所に使者を送って、まず酒店の家探しをして貰おう」
   「あの店舗は、わたいが買うことにして手付(てつけ)を打っていますさかいに、存分に家探しをして貰ってください」
 一つ、亥之吉の推理を付け加えた。
   「古店舗の蔵に、幽霊が出ると噂を振りまいた者が居ます」
それは取りも直さず人々を蔵から遠ざけ、古店舗が売れないようにと考えた犯人の策だと考える。即ち、詐取した千両と、この酒店から奪った何某かの大金は、この蔵のどこかに隠されているに違いない。店主が蔵の床下か、壁に仕掛けを作っていたに違いないから、念入りに調べるように伝えてほしいと申し添えた。
   「それから、お代官さま、補えられている勝蔵たちは拷問をしないで欲しいのです」
   「すぐに解き放つことは出来ないが、そなたの証言に納得したから拷問はするまい」
   「有難うございます」
 偽装でよいので、捕らえた三人は唐丸籠で大坂の奉行所に連行されて、数日後ったと横綱酒造の人達に伝えてほしいと、これは真犯人を炙り出す手段になるので「是非お願いします」と代官に願い出ると、快諾してくれた。  


Posted by 吉は笑顔を引っ at 12:43Comments(0)

2015年12月11日

れた親達に


 広い温泉で、三太はパチャパチャ泳いで遊んだ。
   「三太さん、泳ぎが上手ですね」
 お姉さんは、にこにこ笑って見ていてくれた。
   「疲れた、お姉ちゃん、膝に据わらせて貰ってもええか?」
   「はい、いいですよ」
 女が両足をくっ付けて屈んでいる膝に、三太は後ろ向きに座った。
   「お姉ちゃん、凭れてもええか?」
   「はい、どうぞ」
 三太は、なにやら背中をモゾモゾ動かしている。
   「どうしたの? 背中が痒ゆいの?」
   「へえ、背中に丸いものがコロコロ当たりますねん」
   「これ、私のお乳です」
   「へえー、何か固くなってきたような…」
   「あんた、本当に子供ですか? 大坂の’ちっこいおっさん’と違いますか?」
   「六歳の子供です」
   「よく分かっていて、やっていますでしょう」
   「いいえ、何も、わい痴漢とちがいますから」
   「分かっているから痴漢なんて言葉がでたのでしょ」
   「えへへ、ばれたか」
 三太、赤い舌をぺろり。
   「お姉さんねえ、男の人に裸をみせてお金を頂戴するお商売をしていますの」
   「ふーん」
   「大人なら二朱戴くところですが、あんたは子供やから子供料金の一朱に負けておきます」
三太は驚いた。三太を負ぶって番所まで来たオネエが、子供に悪戯をしては殺す、強奪はする、詐欺はする、実は札付きの悪党で、子供を殺された親達が出し合って、銀五十両の賞金が付いていたのだ。
 新三郎に心を制御され無抵抗であったが、凶悪犯のために亀甲に縛り上げ、役人の護衛を付けられて、代官所へ連行されることになった。賞金貰えるから、三太も付いて来いと言う。
   「わい、お金仰山持っとるねん、銀五十両なんて重いから要らん」
   「お前、子供やから五十両の値打ちが分からへんのやろ」
   「それくらい分かるわい」
   「ほんなら、貰っといて家に持って帰ってやれ、お母さん喜ぶで」
   「わいは旅の途中や、重いから要らんと言っているのや」
   「ああ、さよか」
   「ああ、さよかて、おっさんが盗ったらあかんで、子供beauty online shopを殺さ、大坂の三太からお線香代やと言うて、返してあげて」
   「誰が盗るかい、それより何で名前売るのや」
   「この先、何処で親達と逢うかわからへん、その時、わいのことを知っていてくれたら、只で泊めてもらえるやないか」  


Posted by 吉は笑顔を引っ at 11:53Comments(0)

2015年12月02日

りお侍さまが心配です

 
   
   「心太郎、心太郎は居るか」
 賢吉が叫んだので、奥方が出て来た。
   「何ですか騒がしい、心太郎なら今お勉強中です、勝手口から茶の間に回って待ってやってくださいな、お菓子がありますよ」
   「はーい」
 出されたのは京菓子の松露饅頭だった。甘いお菓子僱傭が大好きな賢吉の目は点になっていた。
 心太郎が勉強を終えて茶の間に入って来た。手には二本の木製十手と、木刀が握られている。
   「これは、父上が賢吉と私のために誂えた練習用の木製十手だ、私と捕縄術と十手術の形を練習しましょう」
 樫の木で作られていて、持つとずっしりと重い。それと、かなり使い込んだ古い木刀を一本手渡された。今までは心太郎と竹刀で練習していた剣道を、今日から木刀に持ち替えようというのだ。
   「わっ、嬉しい」
 賢吉は大喜びで木刀を撫でた。心太郎は、町の道場で習ったことや、父の清心に教わったことを、そのまま賢吉に教える。「人に教えることは、自分を磨く最良の鍛錬だ」とは、父長坂清心の言葉である。心太郎は、それを実行しているのだ。早速庭に出て、心太郎と賢吉の鍛錬が始まった。
   「もうすぐ日が暮れますよ、お重に煮物と小魚の佃煮を入れておきました、皆さんで召し上がりなさいな」
 食事の支度は、賢吉の役目である。今夜は飯を炊き、大根の味噌汁とお新香を切っておくだけで済んだ。
   「親父、お帰り、事件はどうなった?」
   「お前の言うとおり、浪人を雇って番頭を殺させたのは、成田屋銭衛門の甥、弥助だった」
 弥助は、銭衛門に跡継ぎが居ないので、自分が跡目を継ぐものとばかり思っていたのに、番頭の伊之助を養子にして跡目を相続させると聞き、逆上して犯行を企てたものらしい。
   「長坂様が褒めていたぞ」
   「褒美はないのかい?」
   「木製十手と木刀が褒美らしい」 父親、長次の使いで叔父の家まで行った帰り道、村道から少し逸れた脇道で若い侍が蹲っているのを賢吉は見つけて声をかけた。
   「お侍さん、お体の具合が悪いようですが、大丈夫ですか?」
 侍は、賢吉を見上げたが、黙って再び項を垂れた。
   「お駕籠を呼んできましょうか?」
 彼は黙ったまま、首を横に振った。
   「もしも、空腹を抱えておいでなら、一っ走り行って何か買って参りましょうか、それとも医者を呼んで参りましょうか」
 漸く、力のない声で「要らぬ」と言い、手で「あっちへ行け」と、手の甲を向けてあおった。
   「行けと仰るなら行きますが、やは、何なりと申し付けてくださいませんか」
 若い侍は、再び賢吉に顔を向けて、賢吉の顔を繁々と見上げた。最初は町人の子供だと侮ったが、賢吉のよく躾られたらしい丁寧な言葉使いに、少し心を開いたようであった。
「恥ずかしながら、拙者は金を持ち合わせておらぬ、駕籠に乗ること、も医者に掛かることも出来ぬのだ」  


Posted by 吉は笑顔を引っ at 15:26Comments(0)

2015年11月26日

さんを嵌めたと思うので




そこへ、右吉と賢吉とお園が番所にやってきた。お園を家に帰そうとしたが、賢吉が止めたのだ。今夜あたり与太郎を殺した下手人がお園の所へ来るような気がしたからだ。
   「壮吉さんの道具箱を仕事康泰領隊場から持ってきたぜ」
 右吉が壮吉の前に「どすん」と置いた。
   「何か無くなっている道具はありませんか?」
 壮吉は、道具箱の蓋を取った。暫く調べていたが気が付いた。
   「ノミが一本足りません」
   「それは、どんなノミだね」
   「薄ノミの、一番刃幅の狭いヤツです」
   「ところで、このノミの中に、柄に血が付いたのがあるのだが」
   「賢吉さんにお園に付き纏う男が居ると聞いて、心配しながら仕事をしていたら指を切ってしまったのです、大工仲間に嘲笑われてしまいました、お恥ずかしい次第で…」


 壮吉を帰すには、下手人を挙げなければお奉行の許可が下りない。長坂清心も壮吉が下手人だとは思っていない。ここは暫く様子見て、下手人の出方を待つより仕方がないと思われた。とにかくお園を宥めて送って帰し、米や味噌、目刺など必要な物を右吉が様子を窺いがてらに届けた
 それから二日、三日と経っても、下手人は姿を見せなかった。そろそろ壮吉が焦れはじめて、見ていられなくなった賢吉が長坂に申し出た。
   「長坂様、下手人は壮吉さんがお仕置きになるのを待っているに違いありません」
   「拙者もそのようだと考えておったが、壮吉が処刑されたと嘘の噂で誘き出すのをお奉行はお許しになるまい」
   「それで、よい事を思いつきました」
   「何だ、言ってみなさい」
   「右吉親分に頼んで、お園さんに惚れて貰うのです」
   「賢吉、お前子供のくせに何と妄りがましいことを言うのだ」
   「そりゃあ、親父の倅ですから」
   「何を言うか、長次が聞いたら怒るぞ」
   「それより、話の続きを聞いてくださいよ」
   「右吉がお園に惚れたら、どうだと申すのだ」
   「下手人は、お園さんを自分のものにするために邪魔な与太郎を殺し、壮吉す」
   「まあ、そうであろう」
   「下手人がうかうかしている間に右吉さんがお園さんに言い寄ると、焦ると思うのです」
   「お前、大人の気持ちが分かるのか?」
   「男の女に対する気持M 字額ちは単純ですから」
 長坂は、賢吉の策略を試してみようと思った。
   「だが、右吉がやってくれるだろうか」
   「長坂さまが命令すれば、イチコロです」
   「壮吉は、嫌がるだろう」
   「長坂さまが説得すれば、イチコロでしょう」
   「気が進まないが、やるしかないだろう」
   「お願いします」

  


Posted by 吉は笑顔を引っ at 12:22Comments(0)

2015年10月19日

往事不可追如風吹去的風塵寂落


生命原是一個不知來自何處去至何方的奇跡,存在也是一個時空的偶然。我們需要不斷前進,不折服於現實,不卑亢於卑鄙,只有這樣,我們才能品位杯中水的玄妙!


長歎人生若只如初見,因為見了,熟了,便憶了。長歎知音少,心事付誰聽?因為熟了,累了,便歎了。常感紫陌紅塵,芸芸眾生。只因從開始,不多不少,只是一人。一人行走,一人流落。陽光灑下的地方,淡淡的暖。秋風吹過的街道,冬雪素裹的往事。

熟悉的天空,不一樣的回憶。每每憶起總是滿滿的感動,淺淺的暖。無論曾經是否傷過,笑過,無奈過。兒時的愚笨,總解不了何為歡喜?每日清歡,與一草一木,一風一夕。少時的懵懂,風雨相隨,家的溫暖,貧寒如命,卻總是醉入心府,最暖的地方。事事如雲,總有聚散,不論風霜雨雪,一路走,不曾停過。哪怕偶爾的平靜,偶爾的饑寒交迫。偶然的駐足,只為卸下心事,看風雨如故。曾說過,只願冬日不寒,夏天不熱,予每一個人。偶然的遺忘,只是承擔了太多,無法承載了得牽掛和感動。

友人說:我是仙人掌,插哪活哪。笑著活下去。與我從不敢頹廢,在人間平凡的行走,無語的堅持,只願紅塵安然。怕了,累了,倦了,只是偶然。那些牽掛彼此的人,那些思念入骨的事。

陽光灑下的地方,暖暖的潔白,不忍心的觸摸,難掩命中的衝動,真的暖了,離開了又出發了。

陽光灑下的地方,久違的明媚,千古風霜,遺落在身後百年,慢慢淺嘗。真的醉了,丟了又拾起,不變的輪回。

人說:追憶是一件可怕的事,無論與己與他人。在現在的時光覆了曾經的心事,隱隱的痛。可是總是追了,發生過的,丟下過的。每個人總有屬於自己的生活,經歷和背負的使命,不論好壞,不論是否完滿。人來人往的陌生,如潮般交錯的軌跡。一個人的眼中,

陽光灑下的地方,與我。相依的文字,音樂。這世間的暖,暖了誰?又融了哪年的風霜依舊?

風花雪月,前塵不忘。一紙淺墨,怎不相書?
  


Posted by 吉は笑顔を引っ at 17:00Comments(0)
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吉は笑顔を引っ