2016年08月01日

そうやって笑っと良


「今更、何です?逃げるつもりですか?」
「に、逃げるなんて…逃げないわよ。貴方が初めてじゃないし。」
この女は照れ隠しなのは頬の赤らみで分かると言うのにそう言う。
耳までやっぱり赤くして、…こうされると可愛らしいと思ってしまう。

やっぱり他の誰にもこんな顔は見せられん。
俺だけのものだ。
俺だけ見て良い、俺だけ触って良い、俺だけ好Dermes 脫毛價錢きにして良い、俺だけのモノ。
きっとそう言うとこの女は間違いなく怒るんだろう。
『私はモノじゃない』とかなんとか言って…

「あぁ、疲れた…喉もからからだ。」
「え?そうなの?じゃぁ、お茶入れるわね。」
そう言ってこの部屋に添え付けられて炊事場に向かって行った。

「少し待てる?今から御湯沸かすから。」
そう言って火を起こす音がする。

こちらに来て覚えたのだろう。天界ではボタンと言うものを押すと勝手に火が付く便利な物があると言っていたが…きっと此方で覚えたのだ。

その簡易の炊事場に行くとしゃがんで火を起こしているこの女を後ろから見る。

初めて会った時は恐ろしく踵の高い履物を履いて、素材が分からない生地の着物を着て。
今の花の様な香りでは無くてもっとどキツイ匂いで、髪の色ももっと赤みが強くて…
俺はこの女の日常と言うモノすべてから攫って来たんだ、この高麗に…

ふうふう息を吹きかけやっと火が付いたみたいでパチパチと薪が爆ぜる音がする

「あぁ、やっと点いた。ちょっと待っててね。こんなdermes 脫毛に早く来るなんて思って無かったから…」
そう言って立ち上がり振り向いて驚いた。
俺がまさか真後ろにいると思って無かったんだろう。
「驚きましたか?早くて」
「驚いたわ。きっと典医寺の夜の警護の人達が来てからこっそり来ると思ってたから。」
炊事場は真っ暗で部屋の方が明るいから今、貴方の顔がどんな顔しているのか私からは全く分からない。

「テマンが、俺の手伝いをしたいと言うので手伝って貰いました。」
「人払いしただけじゃないの。貴方ってたまに酷い人よね?」
私は自分の部屋の方へ行こうとしたの。
でも、部屋と炊事場の間にこの人がいて部屋の方に行けない。

「ねぇ、ちょっとどいて?部屋の方に一度行きたいの。」
「俺はあの後本当に大変だったんだ、医仙。王様にも会って、話して、からかわれて。分かりますか?」
やっぱりこの人の顔は暗くなってて見えずらいけど、近い分だけ一寸だけ覗ける。
覗いて吃驚した。
この人、何だか幸せそうに笑ってるの。
胸がキュンと締めつけられる、そんな笑顔。

「チェヨン…何でそんな風に笑うの?」
「笑う?俺が?」
そう言うのでもう一度見るともうさっきの笑みはなくて何時もの仏頂面で…
見間違い?
ううん、絶対違う。
この人、笑ってた。
可愛い笑顔、キュンとする位。

「見間違いです。」
「嘘。貴方、笑ってたわ。すっごく可愛い笑顔。いつもいのに。」
そう言うとやっと部屋に入れてくれる。
私はもう直ぐ沸くお湯で御茶を入れる準備をする

「お湯が沸くまで待っててね。それまで、その大dermes 脫毛変だったお話聞かせて?」
そして私達は部屋にある椅子に座って少しだけ今日の話をする…



Posted by 吉は笑顔を引っ at 16:38│Comments(0)
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