2016年06月29日
るは事ではあるが
「裕イサオ様 初めまして。丸丸と申すものです。この度、貴ピアノを拝聴致しました。率直に、なんて酷いの、と思いました。あなたもプロを名乗るのであれば、尚一層のご努力、および、ピアノは私だ、などど言う暴言は撤回なさって頂きたく。自己陶酔の域を出ていないと私は判断致します。このレベルで入場料をお取りになる。こういう方々が、音楽のレベル、総合的なレベルを低下させていると申し上げたいのです。どうかお許し下さい。音楽の未来を考えるわたくしと致しましては、一筆したためたく思いました」
プロコフィエフ音楽院校長 シスタコビッチヨハンシュトラウス
と、どうせ私にメッセージ書くのであれば、こういうレベルで頂戴な。私の自己批判の方が、あなたのものより、ずっと、高尚だし、本当なんじゃねぇーのか? 私は、絶対に他人の誹謗中傷なんぞはしない。そんな立派な人間じゃないからである。まず、そういうことを止めるだけでも、人間力はパワーアップするし、ずっと、豊かになるよ。とりわけ、一生懸命な人間を批判する。最低と申し上げるし、二百年早いよ、な。
以前にも書いたのだけれど、フランス人の車の運転のマナーの酷さは、世界トップクラスである。
まず、フランスは右からの追い越しは禁止。これを守っている人は皆無に近い。車線のない通りが多い上に右から左から追い越してくる。人、自転車、オートバイ、バスとこの跟團去日本法地帯で激戦を重ねる。とりわけ、オートバイの無謀振りは素晴らしいの一言である。これにさらに歩行者の赤信号無視が加わるから、一瞬、信号が赤なのか青なのか状況判断ができなくなる。
まあ、このジャングル状態は直りはしない。しかし、この状態でさらに方向指示器を出さない人が物凄く多い。私の感覚では七割ぐらいの人が出さない。ジョーク好きの息子に言わせれば、「パパ、どうせ使わないのならオプションにすればいいのにね」だって。
方向指示器を出さないまま、右から左折、その逆もしかり。危ないことこの上ない。
フランス人の皆様方へ。個人主義? うん、それは分かっている。しかし、方向指示器は他人へ対する合図。道はあなたのものではないから、自分の行く方向は他人へ示して下さい。貸切で走っている。自分一人で走っている。なんとかしてくれって! この自分だけ運転してい、危険なのだ、すこぶる。
いきなり、まったく違うことを書く。昨日、「競争者」というショートショートを書いた。「競争車」に掛けたつもり。この金持ち同士の張り合いというのがどうなっているのか分からない。年収三千万の金持ちの横に三億が来て、その隣に三十億が来る。もし、お金で人格プライドを支えているという北海道旅行團設定をすると、こういう状況はどうなるのだ? フランスのお笑いに、浜辺で寝そべるホームレスに、隣で寝そべる億万長者が説教をするというのがある。「君も、大金持ちになれば、こうして僕のように一日寝そべっていられるんだ」。
結局、世界はメビウスの輪。
さっ、ピアノの練習しよぉっと。
Posted by 吉は笑顔を引っ at 18:08│Comments(0)